クトゥルフじゃないTRPG(0)ガープス・ルナル

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クトゥルフだけがTRPGじゃない!!

おっさんが面白いTRPGを教えてやんよ!!

最近の、TRPGといえばクトゥルフで立ち絵て動画作って配信な世の中に、おっさんが老害になって物申してやんよーーー!!!

 

的なノリで記事を書こうと思いましたが、読者が置いてけぼりになりそうだったので、やめました

 

といわけで、淡々と紹介していきます。

まず、お試し回である本記事では「ガープス・ルナル」を紹介します。

 

ガープス・ルナルとは?

ガープス・ ルナルは1990年代にグループSNEにより展開されていたファンタジーTRPGです。

この世界の空には7つの月が浮かんでおり、それぞれの月には神や悪魔などの超存在がすんでおります。

そして地上の生き物たちはそれらの月と超存在を崇めているのです。

崇めている対象によって、生き物たちの肉体や技術は次第に分化していくという設定があり、ゲーム的にはコレがキャラクタークラスの役を担っております。

 

シナリオの基本的な流れは『黒い月からやってくる悪魔が人にとりついて悪さをするので、赤い月と青い月を信仰する人間が悪魔を退治する』という形です。

 

このゲームは名の通り、基本システムにガープス(GURPS)が使われています。

(むしろガープスのシステムを活かすために、ルナル世界が形成されているようなものですが)

 

ガープス(GURPS)とは?

ガープスとはGeneric Universal Role Play Systemのことで、「どんな世界観のRPGでも同一ルール上に再現する」ことを目指した包括的汎用システムです。

 

どんなジャンルでも、同じルールで遊べますよ〜ってことですね。

アプローチは違うのですが、似たような概念にはクトゥルフ神話TRPGに使われているBRPや、アルシャードなどのFEAR系ゲームで使われるSRSがあります。

 

 

 

ガープス・ルナルの面白いところは?

おもしろポイントとしては、まずはキャラクターポイント(CP)を配分して行う「偶然の絡まない精緻なキャラクター作成」を挙げたいと思います。

ガープスでは100点のCPを元に、能力値、特徴、技能を「買って」キャラクターを作成していきます。能力値こそ、ST(力)、DX(速さ)、IQ(知力)、HT(生命力)の4つしかありませんが、「特徴」「技能」は山のようにあります。

選ぶのが大変なんです。

ほんとに。

特徴に至っては「不利な特徴」があり、これを獲得すると行動に制約がかかるかわりにCPがもらえます。

食べ物を見たら食べないと気がすまない「グルメ」や、お金を払うのが大嫌いな「けちんぼ」などがあり、キャラクター付けにも一役買います。

このようにCPを使って自由度の高いキャラメイクを楽しむことができるのが、ガープスの魅力です。

 

ルナルの世界では、これらに加えてオリジナルの特徴を獲得することができ、鳥人間「 ミュルーン」などの人外キャラを作ることもできます。

サプリメントの「月を追う者たち」を適用すれば、妖精のような「フェリア」、「シャロッツ」などの人外も。

さらには人間とはまったく観念のことなる、名状しがたい存在である「多足のもの」まで作ることができました。

(まるで人外にしか魅力がないように聞こえるかもしれませんが、そんなことはありませんからね)

 

ガープス・ルナルの思い出

おもしろポイントも思い出も、たくさんありすぎて1記事にまとめることはできませんでした。

 

最後に思い出を1つだけ。

ガープス・ルナルの展開初期に「鬼面都市の冒険」というシナリオ集が発売されまして、これに収録されている「花束を君に」というシナリオが、たいへん綺麗にまとまっていて私は大好きでした。

 

でも結局、このシナリオを遊ぶことはなかったんですよね。

なんででしょうかね。

このシナリオはゲームマスターではなく、プレイヤーで参加したかったのかもしれませんね(私はほぼGM専門)。

 

今だったら細かいところは全部忘れているので、誰かGMしてくれないかな〜。

 

そんな妄想をするこの頃です。

 

 

老人の昔話につきあっていただきサンキューですじゃ。

 

 

 

 

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