ウディコン参加話【7】偽神獣鏡伝ワタル

偽神獣鏡伝ワタル


(※ここは、第17回ウディコンに作品投稿した人間が、自分語りをする場所です。

  エントリー作品の感想が見たいかたは、こちらの方のnoteがおすすめです)

 

==以下、本編===

クラスメートのエリーが持っている鏡は、実は聖獣である麒麟の力が封印されていた。

博物館に展示されていた神獣鏡とエリーの持っていた鏡が共鳴したことで、神獣たちが鏡から解き放たれ復活してしまう。

麒麟の力を持つエリーは、復活した神獣に、そのまま異世界へと連れて行かれてしまう。

主人公のわたるは、それを追いかけて異世界へ行くが、あえなく追い返され、そこで稲荷神社の妖狐と出会う……。

 

前回のお話から、導入部分を極力単純化しようと再構築した導入がコレです。

ふむ、だいぶ分かりやすくなったのではないでしょうか。

ゲームの仮タイトルも「偽神獣鏡伝(ぎしんじゅうきょうでん)ワタル」に変更して、この導入に沿ってイベントを配置していきました。

そこで途中経過版を遊んでいた娘からツッコミが入りました。

 

「なんで、鏡の中に入っちゃうのかわからない」

 

と。

 

<前回はこちら>

 

 

……そうだね。

パパは脳みそが伝奇に汚染されてるから、神獣の力が集まったら勝手に共鳴する気がしてたけど、普通は神獣とか麒麟とかよくわかんないよね。

ていうか、共鳴とか意味不明だよね。

でもね、それじゃあね、どんな理由をつければ「異界に行く」っていう現象を納得してもらえるのかしらん?

 

……。

………………。

……………………………………。

 

 

ええい、わかったよ! 子どもでも分かるシナリオにしてやんよ!

 

・敵がヒロインをさらっていく。

・それを追いかける主人公。

・敵が鏡の中に逃げ込む。

・敵を追いかけて、そのまま鏡の中に入ってしまう。

 

これでどうだ!?

急に主人公が鏡の世界に入ってしまうと、唐突で納得のいかない感じがするけど、

先に誰かが鏡に入っていく実績があると、「そんなもんか」って気がしてくるでしょ!

不思議!! 前例って大事だ!

ていうか、この展開、不思議の国のアリスじゃねーか!?

 

まあ、いいや。

んで、その場合、なんで敵はヒロインをさらっていくのだろう?

 

……。

………………。

……………………………………。

 

 

よし、ここは古典だ!

伝統だ!

クッパ大魔王メソッドだ!

 

「お嫁さんが欲しいからヒロインをさらいました」ってことにしよう!

 

……うん、バカみたいだけど、めちゃ分かりやすい。

 

でもクッパを出すわけには行かないから、敵は違う何かに替えよう。

仲間にキツネがいるから、敵はタヌキでいいだろ(適当)。

お? こうすると、対立構造が明確になってスッキリしたぞい??

 

 

……というわけで、

 

古典のシナリオというのは偉大だなあ

 

と、感じたわけなのでした。

 

何はともあれ、こうして筋書きが決まりました。

そして、この筋書きに沿って、オープニングからエンディングまでおおまかに遊べる「ベータ版」の制作に取り掛かりました。

 

……しかし、その途中。

ふと気づいてしまったのです。

 

「このゲーム、面白くないのでは??」

 

すくなくとも、面白そうに見得る要素がなさそう……。

 

この頃、世の中に「プレミアムウディタデー」や「スーパーゲ制作デー」なるものがあることを知りました。

ゲーム制作の進捗を発表しあう場です。

 

「よし、じゃあ、このゲームも宣伝しよう」

 

そう考えたのですが……宣伝するネタがありません!

だって、ほぼデフォ素材を使ってるから。

映えない。宣伝しても映えないです!!

 

ていうか、宣伝してる方々を見ると、絵面とか演出とかモーションばっかり宣伝してない?

なんだよ! 結局見た目がすべてかよ!

こちとらウディタデフォだから「どう? 見て! 見て!」ってできるもん、何もないんだよ!

ゲームの内容よりもUI(ユーザーインターフェース)がすごかったら偉いのかよ。

(※逆ギレ)

 

……というわけで、微妙にやる気を失くしました。

 

なにが面白いんだっけ、このゲーム?

この時代にただのRPGを作る意味ってなんだっけ?

 

そんなことを考えながら、電車に揺られて会社に行く毎日が続きます。

 

でも、あるとき、思い至りました。

 

そもそも僕は何をしようとしていたでしょうか?

そう、太宰府を舞台にしたRPGを作ろうとしていたのです。

それが目的で、それ以上でも以下でもなかったのです。

だから、プレイヤーが太宰府を感じてくれれば、このゲームは「勝ち」なのです。

それ以外の要素は不要なのです。

UIとか演出とかモーションとか、そんなことにこだわる必要はないのです。

 

自分の中で、指針がはっきりました。

 

なので、それを踏まえて僕は考えました。

プレイヤーが太宰府を感じるために、僕に何をすればいいか。

 

そのためには、

 

ゲームの中で太宰府を感じさせるためには……

 

 

 

 

やっぱりグラフィックが必要じゃねーか!!

 

 

(つづく)

 

 

 

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