「マンション・オブ・マッドネス」

「マンション・オブ・マッドネス」

マンション・オブ・マッドネス 完全日本語版マンション・オブ・マッドネス 完全日本語版
(2011/12/10)
アークライト

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『世の中にクトゥルフを題材にしたゲームは数あれど、

 まともにゲームになるゲームは数少ないと言われる……』

か、どうかは知りませんが、

先週遊んだゲームの中から、

クトゥルフの世界観をボードゲームに落とし込んだ

館探索型ボードゲーム「マンション オブ マッドネス」の

プレイレポ(?)をお届けします。

『ときは1920年代、なんらかの理由により、

 怪しい館を調査することになった

 おっさんたちが、恐怖な目に会いながら、

 様々なトラウマを植え付けられつつ、

 狂信者に追いかけられたり、化け物に追われたりして、

 最後に館ごと爆発して終わるという悲惨なお話』

という感じの「シナリオ」が5つも収録されているのがゲーム。

クトゥルフっぽくて素敵でしょう?

どれもこれも素晴らしい超展開と、

絶望的な展開を見せてくれます。

コンポーネントもかなりに凝ったつくりをしており、

クリーチャーのフィギュアなんかも付いています。

ショゴスちゃんがカワ(・∀・)イイ!!)

ボードをセットアップしたところはこんな感じ。

「マンション・オブ・マッドネス」セットアップ

ゲームは、ヒーローチームとゲームマスターに別れて

対戦するという形になっています。

ヒーロー側は各自、用意されたキャラクターを1人選び、

館の中の謎を解きながら、シナリオに指定された目的を達成するべく

動き回ります。

一方、ゲームマスターは、そんなヒーロー達の邪魔をするべく

ときにえげつなく、ときにいやらしく、モンスターを召喚したり、

ヒーローにトラウマ(恐怖症とか)を植え付けたりと、

悪逆非道の限りを尽くします。

もっとも、ゲームマスターと言っても、なんでもできるわけではなく、

シナリオごとに決められた範囲でしか好き勝手できません。

また、ゲームマスターにはゲームマスターなりの

これを達成しないとでゲームマスターの勝利とはなりません。

ヒーローチーム、ゲームマスターともに

目的を達成できずにまごまごしていると、

上記のように館が消し飛んでしまい、

双方敗北ということになる場合もあります。

で、このゲーム、面白いのかと言われれば、

『おもしろいです』

とにかく、シナリオが良く出来ている。

探索の気分も出ているし、

モンスターに追いかけられるような

ホラーっぽい展開も楽しめる。

それから、ゲームマスターがヒーローに植え付ける

「トラウマカード」がいい味を出している。

ゲームマスターしたときは、

「いつこのトラウマを植え付けてやろうか」

と、ワクテカしてしまいました。

1対1でもプレイできるけど、

正直オススメはしません。

みんなでワイワイやりましょう。